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137日目 

胃瘻の手術は数十分で終わった。

朝起きると、母は既に病院に行っていた。出勤準備をしていたら家の電話が鳴り響き、取る間もなく切れた。念のため母の携帯に電話すると、ちょっと心細そうだった。
仕事先に電話してみたら、なんとか休めそうだったので、急遽休みをもらって病院に駆けつけた。
着いたら父はもう検査へ行き、そのまま手術をする状況。母は一人、病院の最上階にあるロビー兼食堂みたいな所で新聞を読んでいた。お喋りをしている間に手術は終わり、父は薬で眠って病室に戻って来た。


一週間ほど前に胸に刺さっていた静脈への点滴が取れ、今週の月・水は、約110日ぶりとなるお風呂に入った。
そして胃瘻の手術のおかげで、半年近く鼻に入っていたチューブが抜けた。
遂に父の顔からチューブ類が全て抜けた。


とっても気持ち良さそうに眠っていた。
時々、鼻や喉を鳴らすようないびきをしたり、あくびをかいたり、咳をした。
レム睡眠のせいなのか、瞼の下の目が、くりくり動いたり、目をつむったまま瞬きをしたり。

とにかく本当に久しぶりに気持ち良さそうに眠っていた。
これまでの処置の中で、今回の胃瘻の手術が一番、父にとって心地の良いものだったのではないだろうか。


そろそろ、今の病院からリハビリ病院への転院を考えなければならない時期だ。
今の法律では病院には長くても大体3ヶ月くらいしか入院できない。
つまり、あと3ヶ月ほどで、自宅介護が始まるのだ。
次の転院は、そんな覚悟を、ぼくたち家族に気づかせるものだ。

帰宅後母が初めて、お墓についてぼくに話しかけて来た。
「霊園は嫌だねぇ。神社とかお寺がいいなぁ」
「なに言ってんの。神社は違うわよ」
最近ぼくは、主観的な感情を込めた話をしなくなっている。それは別に嫌なことでもないし、悪いことでもないけれど、ちょっと寂しいことかもしれない。ちょっと注意しよう。

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