スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

81日目 

仕事から帰宅すると、母が泣いていた。

父は、転院して、体力は徐々に回復している。そういった説明と同時に、今日、医師から「ひょっとすると意識が回復しないかもしれない」と言われたらしい。

もっと優しくしてあげておいておけば良かった。
あんまりお父さんがかわいそうだ。
といいながら、泣いていた。

神経過敏になっている妹の前では言えない弱気なことをぼくに言いながら、泣いていた。

最後の希望として、来週、水頭症の手術を実施し、意識の回復を期待する。


クモ膜下出血で倒れた時、意識があった患者なら、術後、意識が比較的早く戻るらしい。だが、父の場合は、親指より大きな動脈瘤が破裂し、右脳の1/3から半分までが損傷し、なおかつ、倒れた時には意識不明で、瞳孔も開き、自発呼吸も弱かった。こういった場合、意識が回復する見込みは低いらしい。


今の病院にはあと2ヶ月はいられるが、その後、寝たきり病人の施設ではなく、リハビリ施設への転院を紹介してもらい、来年の春までに意識が戻らないようなら、父が昨年建てた山奥のセカンドハウスで引き取り、面倒を見よう。そんなことを母と話した。

意識が戻らない状態が続くと、寿命も残りわずかだろうと、医師に言われたことも、母にはショックだったようである。


父が倒れ、母が悲しみ、妹が神経過敏になっていている。ぼくは、こんな状況だからこそ、明るい未来が見えるような目標を立てて行きたいと頑張ってみるのだが、現状では全てが絵空事のように思えてしまい、なにもかもが嫌になってしまいそうにもなる。
結婚し、ちいさな子どもがいれば、もうちょっと家族の雰囲気もちがったものになっていたのかもしれない。

コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://subarachnoidhemorrha.blog64.fc2.com/tb.php/197-413ea0c1

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。