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87日目 水頭症手術から4日目 

初めて、ぼくは父のリハビリに立ち会った。
母と妹はなんども立ち会っているようで、慣れた感じで見ていた。


リハビリの前、父は車椅子に載せられて検査にいった。
検査で頭のCTを撮り、看護婦さんが車椅子に載せて病室に戻って来ると、リハビリの人――おそらく理学療法士――が来た。


「こんにちわー」
と言われると、父は頭を何度も頷いて、「どーもどーも」と挨拶をしているようだった。

車椅子に座ったまま、ゆっくり優しく肘を伸ばしたり、指を伸ばす。
「痛いですかー」
と言われると、首を横に振る。
リハビリを受けている間の父の表情は、えらく真剣な表情で、左目だけではなく、右目も明けていた。


車椅子に座ったまま検査に行っていたので、車椅子に座ってから既に30分以上が経過しており、脈拍も上がってきたので、その後のリハビリはベッドに寝かせて行った。


大きすぎない、大きなしっかりした声で、父に声をかけながら、ゆっくりゆっくりと、腕や足の間接を曲げる。ただ曲げるだけではなく、固まった間接を上手に伸ばすために、ちょっと絞るような感じで、そして、なんだかつぼを押すような感じで、じっくりじっくり父の身体の関節を伸ばしてくれた。

リハビリの後、父の表情が良くなった。


今日の昼、病室を訪れると、父は既に左目を明けていた。
人差し指を立てて、明いている左目を突き刺すような感じで目の反応を見る。全然怖がった素振りを見せない。明いているだけで、何かが見えているわけではない様子。
表情も無表情で、昨日とは打って変わって、意識のレベルが低かった。


リハビリで、父の意識はちょっと覚醒したのだろう。だが、昨日ほど、右腕をはっきりと上げ下げしたり、右足を動かしたりできなかった。
ぼくが手を添えて、力を助けると、右腕を手首、肘、肩からそれぞれ上げ下ろしすることはできた。


今日は日中ずっと、目を開けていたので、父は父なりになにか考えがあって、腕の動きよりも開眼のほうに重点をおいていたのかもしれない。


CTの結果を、医師が伝えにきてくれた。
髄液がまだちょっと脳内に多いようだ。とのことだった。


多分、ドラマのようにパッと意識は戻るのではなく、父の場合は、じんわりじんわり、ゆっくりと戻って来るのだろう。

声が出せるようになればいい。父の声が聞きたい。

コメント

コメントありがとうございます。
父が発声できないのは、舌や喉が痛いからなのかなぁと思ったので、車椅子に座った時に、できればぬるいお茶を一口飲ませたいなぁと思いました。
気管への誤飲が怖いので、父の意識レベルが高くないとできないのですが…。

丁寧なリハビリと、ご家族の焦りすぎず工夫しながらのケアが、お父さんにとって心地いい刺激になっていると思います。
日々のケアの中で、細かい表情や筋力・意識レベルの変化をとらえてあげているaquioさんの観察眼、素晴らしいです。
私もお父さんの声が聴けるよう、祈っています。

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