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88日目 水頭症手術から5日目 

昼過ぎに面会へ行くと、ちょうど車椅子に乗せてもらえる時間だった。


右胸には、静脈に直接入れている強力な点滴。
左胸からは、髄液を出すチューブ。
右の鼻からは、薬を胃に入れるチューブ。
お腹の辺りに貼られている、心拍数を測るケーブル。


そういったチューブやケーブルに気を使いながら、看護婦さんは父を起こし、抱き上げて、車椅子に乗せてくれる。


今日の父は、首が座っていなかった。

クモ膜下出血の手術をして3、4週間経って、初めて車椅子に乗った時、父の首がグラグラしていて、表情もだらけきっていたのを思い出した。
今日は、頭を支えていないと、じんわりと頭が後ろの方にのけぞってしまう感じだった。

左目はうっすらと明いていたのだが、昨日ほど目に力がない。
右腕も昨日より反応が良くない。ただ、右足の反応は、昨日より良かった。

首や肩が固くなっていて、痛いのかもしれないと思い、親指でゆっくり優しくマッサージした。首や肩をマッサージしている分には問題がなかったのだが、首筋の上の方へゆっくりとマッサージを進めると、心拍数が一瞬180くらいに上がった。
「ごめん! お父さんごめん! 痛かった?!」
と慌ててマッサージをやめて表情を見るが、表情に変化は見られなかった。

普段は1時間近く車椅子に乗せてもらっているのだが、不安だったので、30分程で切り上げてもらう。


「リハビリは何時頃からでしょう?」
と聞くと、
『今日は土曜日なので、午前中の1回だけなんですよー』
「1回ってことは、普段は午前中と午後の2回マッサージしてもらえているんですか?」
看護婦さんは口ごもってしまい、ちょっと渋い顔をされたので、多分問いただすような印象を与えてしまったのだろう。
きっと言いたかったことは
「いつもは1日1回のリハビリが午後にあるんだけど、土曜日はリハビリの人の都合で午前中しかできない」
ということなのだろう。


脈拍を測る計器のこととか、リハビリのことは、ぼくたち家族には全く分からない。そして、分からないことは、聞かないと教えてくれないということも知っている。

だから、どんな些細なことでも、事細かに聞いておきたい。でも、そうすると、ほとんどの看護婦さんが嫌な顔をする。看護婦さんの心証を悪くはしたくないから、嫌な顔をされると、はっきりと問いただすか、うやむやに聞き流すか、どちらかを選ぶしかない。


ぼくは、父の回復を、ただ願うだけではなく、適度なリハビリとしてのマッサージを父にしてあげたい。でも、突然計器が音を立てて、ハッとして見ると脈拍が180に上がったりすると、何も手出しができなくなる。だから事細かに聞きたい。
看護婦さんたちにしてみれば、素人である家族が勝手にあれこれし始めると、うっとうしいのだろう。以前の病院でも、今回の病院でも、突っ込んで聞くと、嫌がられる。

父はあんまり調子がよくないようなので、今日は早めに面会を切り上げて、本屋へ行った。脳梗塞関連の書籍、介護系の書籍、リハビリ系の書籍を見てみるが、あまり参考になりそうな本はなかったけれど、リハビリについて、図解でわかりやすく説明されている本があった。明日、早速試してみよう。


最大で、あと5日経っても、水頭症手術の効果が見られないと――意識回復レベルが上がらないと、もう、父の意識を回復させるための科学医療はないということになってしまう。

コメント

コメントありがとうございます。
1日のケアプラン、心電図がナースステーションでも分かるのか、看護士さんに聞いてみたいと思います。
調べ者をしていたら遅くなってしまいましたが、これから病院へ行ってきます。
いろいろ教えてくれて、助かります。
ありがとうございます。

看護婦に質問をしても構いませんよ。私の患者さんは、1日のケアプランをご家族の希望で開示してます。予定に合わせて来院でき、検査や処置のない時間に面会調整できるからです。また、ご家族がマッサージなどをして一時的に心拍数が上がる事はよくあります。健康な人でも驚いただけで150以上になったりします。ナースステーションのモニターでも心電図監視している筈です。してあげたい事を遠慮せず相談して下さい。

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