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父の近況 

クリスマスが過ぎた頃から、父に何かが起こった。

これまでの「調子のいい日」の冴えた感じが、一日の中で急に長くなった。しかも、倒れる前の癖を急に思い出したらしい。

今までの親父はおふくろにいわせると「癒し系」な感じで、どこか抜けてる突拍子のない話をする事が多くて、それが妙に笑いを誘っていた。言ってみれば、おっきな子どものようだった。

ところが最近、話がきっちり繋がる。そしてしつこい。もともと理屈っぽかったのが、ぶり返した。そして喫煙の習慣を思い出した。

「ねぇねぇ、昨日煙草を6箱買ったはずなんだけど、どこに隠した?」
「買ってないでしょ」
「昨日の夜、みんなが寝ている間に歩いて買いに行ったんだよ」
「父さん歩けないじゃん」
ここで父は「なんてこと言うのだと憤慨した感じの顔をした。
「歩けたっけ?」
「歩ける。煙草を出せ」
「じゃあ今ここで歩いてみ?!」
で、延々2時間ほど父は車椅子から立ち上がろうとし続けた。

夜は同じ部屋で寝ている母に、ちょいちょい「ねえ、俺の煙草どこにやった?」とか、「ねぇ、お風呂は部屋を出て右だったっけ?」などとしつこく話しかけてくるようになったらしい。

会話が成り立つようになり、ちょっと面倒臭くもあるが、「立ち上がる」ということに強烈な意志が感じられるのが嬉しい。もしかすると来年は、立ち上がって転んで迷惑な日がやってくるのかもしれない。でも、立ち上がれるようになれたら、父は便所でトイレができるようになるはずだ。ベッドと車椅子を自分で乗り降りできるようにもなるだろう。もしもそうなったら、母の介護の負担も減るだろう。もっとやっかいな負担が増えるかもしれないが、良くはなっているはずだから、ぼくはとても嬉しい。

あと、3、4日まえに風呂でマッサージしたとき、父が初めて麻痺している左足のマッサージを痛がった。万に一つでも、麻痺した左足が動くようになるなってことはないとは思っている。でも、ちょっとどきどきしている。

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